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■プロフィール:成瀬允宣(@nrslib)
プログラマー。ex-CTO。CoDMON所属。Findy Freelance顧問。カンファレンス等でソフトウェア開発・設計を主軸に講演活動を行っている。
著書『ドメイン駆動設計入門 ボトムアップでわかる!ドメイン駆動設計の基本』
SIer、ゲーム、Web業界で培った多角的な現場視点。自らの知見を組織に還元し、複数プロジェクトの課題解決を牽引する
──まずは成瀬さんの現在の働き方とこれまでのキャリアについて教えてください。
普段は株式会社コドモンで、事業開発に携わっています。それと並行してフリーランスの技術顧問としても活動しており、最近ではFindy Freelanceの顧問も引き受けさせていただきました。
キャリアのスタートはSIerのシステムエンジニアです。COBOLやC、C#などを用い、顧客と仕様を詰めながら開発する受託の現場を経験しました。
その後、いくつか選択肢がある中で「リアルタイムな同期処理といった、技術的な変数の多さ」に魅力を感じ、ゲーム業界へ転職し、スマホゲームを主体としたクライアントプログラマーを務めました。
さらにWeb業界への興味からGMOインターネットグループを経て、現在に至ります。ずっとプログラマーとして現場を転々としてきた感じですね。
──元々顧問になろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
元々は自分の書いたコードを増やしたいという割と軽いノリでした。自分で書くのは限界がありますが、私が教えた人が書いたコードは「ほぼ私が書いたようなもの」だろうと思い、まずは人に教える機会を増やそうと思ったのがきっかけです。
今も大きくはスタンスも変わらず、自分の知識を役に立ててもらえるなら、いくらでも使ってほしいなと、出し惜しみせずにお伝えできることはすべてお伝えしています。
実績は自らつくるもの。専門性を武器に変えるための行動戦略
──技術顧問という役割には、どのようなプロセスで至ったのでしょうか。
私の場合は、「技術書の出版」から始まり、「外部登壇」を経て「相談が増える」という流れでした。
まず、当時流行していたドメイン駆動設計について、自ら出版社に企画を持ち込んで本を執筆しました。次に、本を出すからには著者として認知される必要があると考え、カンファレンスなどのCFP(登壇応募)を積極的に出していきました。
本の執筆や外部登壇をしてから5年ほど経過し、「特定分野の専門家」として認知されるようになると、自然と人づてに「成瀬さんに相談したい」というお話をいただくようになり、気づけば顧問契約に至っていました。
──本の執筆や登壇には専門領域が必要で、成瀬さんの場合は「ドメイン駆動設計」が該当すると思うのですが、どのように専門性を見出していったのでしょうか?
当時、エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計を読んだ時に、自分が普段からやっている内容だと感じました。
例えばSIer時代、顧客に「1週間、現場で一緒に働かせてください」とお願いして、本当に潜り込んでいたんですよ。現場の解像度を上げるためのプロセスとして私は当たり前だと思っていました。
でも、それが世間一般では「特別なスキル」や「手法」として価値があるものだと気づいたんです。そこから自分の中の無意識な振る舞いを改めて言語化し、体系的に整理して、誰にでも説明できる形に整えていきました。
言語化の部分はめちゃくちゃ大変でした、、、ただそれを通して思考は深まったと感じています。
──改めて、これから技術顧問を目指すエンジニアが、まず着手すべきことは何でしょうか?
「客観的な信頼になりうる実績を自らつくりに行くこと」 です。
私の場合は「本の執筆」と「カンファレンス登壇」の2つでした。実績は誰かが与えてくれるものではありません。私は今でも「忘れられたら終わり」とアイドル活動のような危機感を持って活動しています。
誰だかわからない人に顧問を頼む企業はありません。「Amazonでレビューが良い本を書いている」「大きなカンファレンスに登壇している」といった実績を名刺代わりに提示できる状態を戦略的につくること。それが顧問への最短ルートだと思います。
「徹底した価値発揮へのこだわり」顧問で活躍し続けるための考え方
──技術顧問として第一線で活躍し続けるために、必要なことは何でしょうか?
大きく分けて3つあると考えています。
1.事前の期待値調整
契約前、必ず1時間ほど無料で相談を受けます。そこで「どういう状況で何が問題か(Where/What)」を徹底的に掘り下げます。期待値がずれたままお金をいただくのはお互いにリスクだからです。
2.契約当初は信頼獲得に注力
最初の1か月は特に注力して働き、あえてベースとなるコードを自分で書いて見せることもあります。まずは「この人がいればプロジェクトが進む」という圧倒的な安心感を与えることが重要です。
一方、顧問の仕事は直接手を動かし続けることではなく、組織が自分たちで判断できるようにサポートする「技術的な副操縦士(コパイロット)」であるべきだと考えています。そのためすべて終えるというよりは、ベースを整えて前に進められる状態を作るということを心がけています。
3.「ロジック」で人を動かす
組織を動かすためには熱量だけでなく説明可能なロジックが必要です。組織の論理と力学を理解し、組織内の人が動けるようにロジックに基づいたティーチングを行う必要があります。私は今、その精度を上げるためにMBAでも学んでいます。
顧問としては、自分がいなくても組織が上手く回るようになり、さっさとお役御免になるのがあるべき姿だと思っています。無理やり自分の居場所を作ることに躍起になるより、いなくても回るように動こうとすると、結果評価されて、同じ組織の別の課題を相談されたりもするので、仕事がなくなることは心配しなくても大丈夫です。
──顧問の案件はどのように見つけているのでしょうか。
基本的には問い合わせですが、最近はFindy Freelanceのようなエージェントも活用しています。
Findy Freelanceでは担当の方との面談で「今やっていること」「どういうスキルがあるか」「今後やっていきたいこと」あたりを一通り聞いた上で案件を紹介してくれるので、マッチ度が高いんですよね。
期待値調整の部分とも重なりますが、自分が価値提供できることをするのが大切なので、マッチ度を高めるためにできることは何でもした方が良いと思います。
──最後に今後の展望について教えてください。
今後もどのような形であれ、「誰かを支援する」という活動は継続していきたいと考えています。
長期的には、自分自身でスタートアップを立ち上げることなども視野に入れていますが、まずは顧問業の比重を少しずつ高め、スタートアップ支援をより本格化させていくところから始めていきたいですね。
私の中には常に「自分の知見を使って、より大きなレバレッジを効かせたい」という思いがあります。CTOなどのハイレイヤーの方々を含め、さらに幅広い層の支援ができるよう準備を整えつつ、自分の力が役立てる機会があれば、積極的に引き受けていきたいと思っています。
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【編集部コメント】
Findy Freelanceでは、成瀬さんのような顧問向けの案件も取り扱っています。 今すぐ顧問の案件を探している方への案件のご紹介はもちろん、今後目指していく方がどんなステップを踏んでいけば良いか相談することも可能です。
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