「変化する時代でも活躍し続けるために」日本と世界を代表する企業を渡り歩いたエンジニアのキャリア哲学
「変化する時代でも活躍し続けるために」日本と世界を代表する企業を渡り歩いたエンジニアのキャリア哲学

最終更新日: 2026-06-22

「変化する時代でも活躍し続けるために」日本と世界を代表する企業を渡り歩いたエンジニアのキャリア哲学

大手通信キャリア、外資系ITベンダー、外資系コンサルティングファーム、そして世界最大手のEC系企業と、日本と世界を代表する企業を渡り歩いてきたK.Tさん。サービス企画などの超上流から開発・インフラまで、テックとビジネスを横断するスキルを武器に、現在は事業会社で経営からハンズオンまでを担いながら、Findy Freelanceで出会ったスタートアップの新規プロダクト開発にも参画しています。 ユニークなのは、誰もが羨む世界最高峰の企業でのキャリアを、評価されていたにもかかわらず自ら手放したこと。その背景には「1つの組織に閉じない能力を身につけるべき」という一貫したキャリア哲学がありました。 AIによって働き方が大きく変わりつつある今、エンジニアはどうキャリアを築くべきか。難しい環境に飛び込み続けてきたK.Tさんの選択から、そのヒントを探ります。

目次

上流から幅広く関われる案件多数!登録してFindy Freelanceに相談ください!

プロフィール

  • K.Tさん

    東証上場IT企業責任者

    大手通信キャリア、外資系ITベンダー、外資系コンサルティングファーム、世界最大手のEC系企業にて、日本と世界を代表するプロジェクトを歴任。サービス企画等の上流から開発・インフラ、USテックチームとのブリッジまで、ビジネスとテックを横断する数々の大規模デリバリーを牽引。 現在は事業会社で経営からハンズオンまでをリードする傍ら、ハイスキルエンジニアとしてスタートアップの新規プロダクト開発にも参画中。

「幅広く全部できること」にこそ、圧倒的な希少価値がある

ー大手通信キャリアから世界最大手のEC系企業まで、すごいご経歴ですね。キャリアのターニングポイントはどこになるのでしょうか?

2つあります。1つ目は、最初に入った大手通信キャリアでの経験です。たまたま配属されたのが、音楽配信サービスのシステムをフルスクラッチで再構築する、何十億規模の超高難度プロジェクトでした。

ユーザー企業のシステムオーナーとして、企画部門とビジネスモデルの議論をするところから入り、システム化企画、SIerと連携した開発、そして責任を持ってサービスをローンチするまで。上流から下流まで、アプリからインフラまで、何でもやる環境でした。

ーその環境が、キャリアの土台になったということでしょうか?

そうですね。色々なことを経験できること自体に価値があると気づきました。大規模プロジェクトでSIerや協力会社の方々と仕事をする中で、デリバリーする人は領域が狭い人が多いと感じたんです。PMならPMだけ、インフラの人はインフラだけ。幅広くできる人はほとんどいない。だからこそ、「幅広く全部できること」に希少価値があると確信しました。

それからは、大変なプロジェクトに積極的にアサインしてもらうことを希望し続けました。大変なプロジェクトはフルスクラッチのシステム開発プロジェクトのことが多く、幅広いスコープをこなす機会を獲得するチャンスがあります。そこでなるべく広いスコープに飛び込むことで、密度の濃い経験を積む。能力のある人と働くと、より能力がついて好循環が回っていきます。入社2、3年目からそれを意識してやってきました。

ー経験の幅は、エンジニアリングに留まらなかったのですね。

その後、外資系のITベンダーやコンサルティングファームに移り、テクノロジーコンサルティングや大規模SIに携わりました。経営課題やデジタルビジネスのサービス企画から入る仕事も多く、ITエンジニアが想像する「上流」のさらに上のレイヤーを経験できました。結果として、テックとビジネスの両方が分かり、上流から下流まで職種も限定せず横断的に動けるスキルを確立できたと思います。

世界最大手の企業でも、1つの組織に閉じることはリスクになる

ーターニングポイントの2つ目はどこですか?

世界最大手のEC系企業から転職を決意したタイミングです。そこには6年在籍していました。ビジネスとテックの間に立ち、USのテックチームとのブリッジをしながらKPIオーナーを務めていました。評価もされていて、そのまま経営層に上がる話もありました。ですが、そのタイミングでキャリアを考え直し、転職を決めました。

ー評価されていたのに、なぜ転職を選んだのでしょうか?

当然レベルの高い環境ですが、仕組みが完全に出来上がっているんです。全体のレベルは高くても、ずば抜けて優秀な人が近くにいるかというと、本当にトップ層くらいなのかなと。

そしてその会社は、独自の用語や概念、独自の仕組みがあまりに多く、社内がひとつの社会のようになっています。長くいるほど有利になる一方で、他の会社でも通用する汎用的なスキルは伸ばしにくい環境だと感じていました。

ある程度のレイヤーにはいましたが、どんなに評価されていても、ビジネスごと撤退となれば関係なく解雇されます。十数年後、50歳くらいで急にそうなったとき、汎用的なスキルがなければ、その先自分が求める環境では働けない。そうした危機感があり、転職することにしました。

スキルがあれば、フリーランスでも上流から幅広く自由にできる

ー現在は事業会社で働きながら、フリーランスとしても稼働されています。それはなぜですか?

スキルアップと、シンプルに楽しいからです。求めているのは、最新の技術を使えること、レベルの高い環境で働けること、そして幅広く横断的に動けることです。レベルの高い環境とは、優秀な人がいて、求められるアウトプットの質が高い環境を指します。

フリーランスは限定的な業務しか任されない、という考え方もあるかもしれません。ですが、横断的にできるスキルがあって、それを生かせる環境を選べば、業務委託でも幅広く自由に任せてもらえます。同じ会社で同じことを続けていると停滞感が出てくるので、いろんな会社で新しい技術に触れ続けたいんです。

実際、Findy Freelanceで案件を見ていると、そういう案件が揃っているんですよね。超上流を含めた幅広いスコープの案件が多いし、求人票に「意思」を感じる。「こういうことをやりたくて困っている」というのが伝わって、他のエージェントとは明確に色が違う感じがしますね。実際に入ってみても違和感がなく、めちゃめちゃ上流から自分でできています。

ーそこは実際に私たちが力を入れているポイントです。現在参画されている案件だと、具体的にどこが面白いと感じますか?

まず経営層が優秀です。最初にCTOと面談したとき「この人は筋がいい」と思い、参画を決めました。実際、誰と話してもいい人材しかいません。経営層に人を見る目があるのだと思います。

案件自体は、トップシェアのSaaSプロダクトを持つ会社での新規プロダクト開発です。誰もが聞いたことのある大企業が導入するサービスなので、シビアさが違います。面接などで使われるプロダクトなので、少しの遅延すら許されません。開発だけでなく運用まで含めたデザインが求められる、ひりつく環境です。

しかもそれを、3ヶ月で新プロダクトをリリースするというすごいスピード感で進めています。何もないところからアーキテクチャを決め、インフラから作っていく。売れているプロダクトを持つ会社の、シビアな新規開発。これが一番面白いですね。

ー今後はどうしていきたいなどありますか?

優秀な経営層がいる会社で、能力の高い人たちと、幅広くいろんな領域をリードしていきたいです。AIによって働き方はこの10年で大きく変わっていくはずなので、自分も新しい働き方を模索したいと思っています。1つの会社に所属することで、できることを狭めていた感覚もあるんです。技術顧問のような関わり方と、ハンズオンでの稼働。立ち回りをその時々で変えながら、能力の高い人と働き、経験を積み続けていきたいですね。

【編集部コメント】

上流から下流まで横断的にできることが市場価値になる。その力を身につけるために、あえて難しい環境に飛び込み続ける。K.Tさんのキャリアは、AI時代にエンジニアがどう生き残るかという問いへの、1つの明確な答えだと感じました。

世界最高峰の企業ですら「1つの組織に閉じるリスク」があるという指摘は、すべてのエンジニアにとって示唆に富むものではないでしょうか。

そして、横断的なスキルを持つエンジニアにとって、それを存分に発揮できる案件があるかどうかが重要です。Findy Freelanceには、K.Tさんのようなハイスキルエンジニアでも「面白い」と感じる、上流から幅広く関われる案件が揃っています。まずは登録してご相談ください。

Findy Freelanceに登録する

一覧へ戻る