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──ご経歴についてお伺いできますでしょうか?
会社員時代はテクノロジーを活用したインタラクティブな体験づくりをしていました。自分のベースはソフトウェア開発ですが、プロジェクションや大型LED、様々なセンサーやハードウェアと組み合わせるなどして、屋外や施設に設置する体験をつくっていました。約2年前からフリーランスになり、Unityでの制作経験を活かしたアプリ開発に携わることが多いです。現在は、ゲーム開発まで領域を広げ、Findy Freelance経由でゲーム開発案件に参画中です。
総合力を求められる環境にチャレンジ
──会社員時代、いわゆるソフトウェアエンジニアリングだけではなく、多様な技術を融合させる領域に携わったのはどういう経緯でしょうか?
そういった領域に携わりたいと考えてチャレンジいたしました。元々は法人営業をやっていたところから、最初は普通にWeb系のエンジニアになろうと思ってWeb系の勉強ができる専門学校に通ったのですが、技術を応用したインラクティブな映像演出やライブパフォーマンスに興味を持ち、Web系の勉強と並行して自身で勉強してりました。
惹かれた部分としましては、ソフトウェアだけではなくセンサーやハードウェアとのつなぎ込みが必要だったり、ハイスペックPCの性能を最大限活かす表現を目指したりと、特殊なことが多々あり、プロジェクト毎に大きく異なる条件下で最良の方法を追求する総合力を求められることです。
──フリーランスになった経緯についてお伺いできますでしょうか?
会社員時代にマネージャーを務めており、裁量もかなりありましたが、会社の意向と自分のやりたいこととどうしても乖離してくることがありました(ネガティブな意味合いではなく、それぞれがこだわりを持って取り組んだ結果)。自分のやりたいことに比重を置きたいという考えが強くなり独立いたしました。
自身で完全に裁量を持ち、良くも悪くも自己責任でコントロールできることがフリーランスの良さ
──フリーランスになって良かったことはどんなことでしょうか?
裁量を完全に自分で持てることです。完全に自己責任になるのが自分としては好みで、上手くいっても上手くいかなくても自分が起因しているので、どうするかを自分でコントロールしやすいと感じております。そういった意識の高いことを抜きにしても、自分で好きに時間を組みやすいのは、フリーランスをやっていて楽しいところです。
──フリーランスになって苦労したことはどんなことでしょうか?
フリーランスになった当初の安定するまでの案件の獲得や、自分の元に安定してお金が入ってくるまでのキャッシュフローの部分です。
──フリーランスになるタイミングについてお伺いしたいのですが、案件の目処は立っていたのでしょうか?
完全に算段がついていたわけではありませんが、ある程度仕事が取れそうだとは思えておりました。当時フリーランス案件サイトなどを見ていて、元々Unityをずっと触っておりましたが、Unityの仕事は世の中に一定あり、大丈夫そうかなということは思っておりました。
このレベルのアウトプットを出せると実績を元にアピールする
──案件探し・案件受注のコツなどあればお伺いできますでしょうか?
常に新しいことを勉強し続けることとアウトプットすることを心がけております。ポートフォリオのような形で事例をまとめておくのも役に立つと思います。
自分の場合は、少人数、かつ、短いサイクルで作り上げるプロジェクトに携わる機会が多くありました。また、クライアントから許可を頂けた場合は、映像に収めて、会社の事例として公開していました。そのため、自信を持って大きく貢献したと紹介できるプロジェクトの数が十分ありました。
自分は特殊なケースかもしれませんが、自分が何をできるのか、どのレベルまでできるのかをわかりやすく伝えることが重要だと考えております。
当初なかったポジションを創出、良いマッチングをしてもらった
──エージェント体験について、今の案件に至るまでいかがでしたでしょうか?
今回の案件探しの際に4〜5社ほどは検索して出てくる有名どころに登録いたしました。
結果的にFindy Freelace経由で案件参画することになったのですが、良かったところとしましてはプロデュース能力です。今の案件とのマッチングを生み出していただきました。
現在参画中のプロジェクトにおいて、私の得意領域のポジションの募集は当初公開されていませんでした。他のエージェント様経由の募集においても、同様だったはずです。
しかし、Findy Freelanceがクライアントにヒアリングや提案をしてくださったことで、その領域の人材も求めていることがわかりました。その後面談を通じて、お互いに求めているものがマッチしていること認識できて今に至ります。
3Dグラフィックス周りのスペシャリストを目指したい
──今後のキャリアプランについて教えて下さい。
現在3Dグラフィックス周りに注力しております。フリーランスになる前はジェネラリスト寄りだったのですが、当面は3Dグラフィックスに注力してスペシャリストとしての面を伸ばしたいと考えております。 今はゲーム業界で言うテクニカルアーティストと呼ばれるポジションの仕事が多いですが、私のバックグラウンド的にエンジニア寄りなため、モデリングやVFXなど、アート・デザイン面をもっと強化したいです。また、クリエイターエコノミーなどの情勢も活かして自分のコンテンツの発表にチャレンジするなど取り組んでいきたいと思っております。
マーケットニーズを把握しつつ、まずはチャレンジを。
──フリーランスを目指す人へのアドバイスをお願いいたします。
フリーランス向けの案件情報などを見て、ある程度マーケットニーズの把握をしてからフリーランスになるかの判断をするのが良いのではないでしょうか。
無理をする必要はないですが、挑戦したいという気持ちがあるのであれば、挑戦することは良いことだと思います。それで、たとえ上手くいかなくても、学びになることは多く、経歴に傷が付くわけでもないと個人的には思っています。
自分が何をやりたいのかにちゃんと向き合うことが大切だと思います。そこがマッチしていれば、フリーランスは自由がきくので楽しいです。

