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プロフィール
池松 恭平さん
株式会社カウシェ 執行役員 CTO
2014年にDeNA入社。当時はヘルスケアやECの領域を担当。2020年からカウシェに入社。カウシェでははじめバックエンドエンジニア領域の開発を担当し、その後エンジニアリングマネージャー、プロダクトマネージャーを経て、現在のCTOに就任。
ゲーム×SNS×ECが融合した次世代ECアプリ「カウシェ」とは
―まずは会社概要を教えてください。
株式会社カウシェは現在7年目を迎えました。従業員はフルタイムで働いている業務委託の方を含めて60名、正社員(雇用)は40名弱です。特にプロダクト開発領域だとフリーランス(業務委託)の方が活躍しています。
―開発しているサービスについて教えてください。
弊社では、次世代のECアプリ『カウシェ』という単一のプロダクトを運営しています。
普通のECと違うのは、発見型コマースの体験を提供しているという点です。
例えば、野菜を育てて収穫まで達成すると本物の野菜が送られてくるゲームや、商品を買った後に感想を投稿してユーザー同士の交流ができるSNSのようなものなどがあります。楽しい体験を求めて、つい毎日アプリにアクセスし、アプリの中を探索していく中でユーザー自身が潜在的に必要としている物を見つけて購入してもらう。
日本ではまだ馴染みが薄いかもしれませんが、中国や欧米ではこうした「発見型」のコマースが、日常的な買い物手段として定着し始めています。私たちは、この新しい購買体験を日本のマーケットから生み出そうとしています。
―驚異的な成長を遂げているとお聞きしました。
直近の年換算で見ると、売上高は約71億円、売上総利益は約62億円。この3年で売上総利益が400倍に、DAUも80倍というペースで成長を続けています。
またユーザーの平均滞在時間は「1日あたり約38分」、月平均の訪問日数も「20日以上」と、非常に高いエンゲージメントを獲得できているのが特徴です。
ー使用技術や開発体制について教えてください。
インフラはGoogle Cloudをベースにしています。サーバーはCloud Runで動かし、データベースはCloud Spannerを使っています。
急激なユーザー拡大に伴い、トラフィックはサービス初期から565倍にまで跳ね上がりました。 この大きな変動に対応しつつ、少人数でも運用負荷を抑えられるよう、マネージドサービスをフル活用してデリバリーの頻度と効率性を両立させています。
開発言語はバックエンドにGo、モバイルアプリにはSwiftを採用しています。また、事業者向けの管理画面やアプリ内のフロントエンド部分にはTypeScriptを使用等、全体としてスタンダードかつモダンな技術スタックで構成されています。
―AIの活用にも積極的だと伺っています。
カウシェでも他企業同様AIは積極的に活用していますが、我々はAI活用を「便利になった」という主観的な評価では終わらせません。「100人で1兆円の企業価値を作る」というモットーの元、明確なメトリクスの改善に徹底的にこだわっています。
直近では、8割以上のプルリクエストがAIによって自動レビューされ、そのまま本番環境へリリースされる状態を実現しました。こうした知見は、社内のシェア会で定期的に流通させています。
開発のプロセスはいわゆる「型通りのスクラム」を厳密に運用するというよりはチームの状況に合わせた柔軟なアジャイル開発を行っています。おおよそ数日から数週間で施策をリリースしていくイメージです。
プランニングの時間を明示的に取らず、朝会でPdMがラフなPRDの初稿を提示し、それを基にエンジニア陣、デザイナー陣、QA陣と一緒に要件をより詳細化していく議論を行います。おおよそ固まってきたら設計して実装というように、PRDの初稿からリリースまでが数日から数週間で進むケースが比較的多いと思います。
このプロセスは正社員の方も業務委託の方も両方とも区別なく全プロセスに参加して開発を行っています。
業務形態に関わらず全員がフラットに成果を追い求める環境
ーなぜ雇用形態に関わらずフラットに参加できる仕組みにされているのでしょうか?
雇用形態によって権限を縛ったり作業を分断したりすると、本質的なディスカッションが生まれにくくなり、結果として良いプロダクトは作れないと考えているからです。
一緒にものづくりをする以上、雇用形態に違いはあっても、クオリティへのこだわりや「どういうものを作りたいか」という熱量は同等であるべきです。そのために情報の透明性を高め、権限の差をなくし、全員がフラットに意見を交わせる環境を大切にしています。チーム全員が同じトーンでワンチームとして挑むからこそ、ユーザーに最高の体験を届けられると信じています。
ー開発現場において、面白いと感じられる点はどんなところだと思いますか?
全員が同じ熱量で参加しているからこそ、様々な試行錯誤ができるところです。
EC・SNS・ゲームとそれぞれ独立したサービスはこれまでもありますが、それを複合させてどういう体験にするか、それによって技術的な複雑性をシンプルな形で継続的かつスピーディーに開発可能なものにしていくか、高い技術力が求められるところでもあります。
特にBtoCサービスは市場の動きが早いため、開発のスピード事業の成長スピードに直結します。だからこそ、スピードを落とさないための技術的アプローチを日々考え抜くことが、この開発の最高に面白いところですね。
もうひとつは、リリースした時の反応が感じやすいことでしょうか。
ポジティブな声はもちろん嬉しいですし、ネガティブな声もそれだけサービスに対する期待値が高いのだと思えば今後のモチベーションになります。1日38分、1か月で20日以上利用してくれているユーザーが多数いるからこそ、そういった様々な声が届くのだと思いますので、どんな声であれ今後の開発のためのいい刺激になります。
加えて事業上のKPI数値に対してのインパクトというのも実感しやすいです。この機能を出したからコンバージョンが明確にこれくらい変わってとか、DAUあたりの収益はこの機能によってこのタイミングから明確に変わったということが起こりうるので、作ったものがユーザーや事業上の数値にどう影響があったのか感じやすい点が魅力でしょうか。
ものづくりの面白さとしてはかなりあるのではないかと思います。
セカンドペンギンになれる気質
ー今事業が波に乗ってるフェーズだからこそ、課題はありますか?
採用面が課題ですね。もちろん今も優秀な方々で構成されているので、そこに不足を感じているわけではないです。今後さらに事業を伸ばしていくために様々な仮説を立てていますが、その仮説にしっかりとアプローチしていける体制を作るためにも、新たな人材は必要になると思っています。
ー採用に関してどういったところを重視しているのでしょうか?
一番はもちろん技術力です。ただ、私たちは「バックエンド領域のタスクだけをこなしてほしい」わけではありません。
バックエンドの確かな専門性を軸に据えながらも、職種の枠に捉われず、プロダクト開発全般にコミットしてほしいというイメージが大きいです。
当然必要であればインフラやWebフロントエンド領域にも、さらにチーム上のプロセスの不備があればそこに対して適切にコミュニケーションして変えていくような行動ができる。そういうひとつしっかりと専門性を持ちながらもカジュアルに周辺の領域にも自分の成果を残すポイントを作っていただける方だといいですね。
そのため、選考では「なぜその技術を選んだのか」「このシチュエーションでどういう判断を下したのか」という思考のプロセスと言語化能力を重視しています。
また私たちの事業は、一見するとエンジニア目線ではロジックが通らないように思える挑戦(ECにファームゲームを組み合わせる等)をあえて行うこともあります。
じっくり議論を尽くす時間がない局面でも、直感やプロダクトの可能性を信じて一歩踏み出せる力。そして、仕掛け人である提案者に寄り添い、共に走り出せる「セカンドペンギン」になれる気質。そうしたマインドを持っている方を、私たちは強く求めています。
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【編集部コメント】
誰もが意見や提案ができるフラットな環境で新しい試みにも臆せずチャレンジし、多彩なスキルを伸ばしていけるのがカウシェの大きな魅力です。
Findy Freelanceの面談では、あなたのこれまでの経験を整理し、カウシェでどう活かせるかを一緒に言語化するお手伝いをしています。
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