「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」をミッションに、問診エンジンとプラットフォームを提供しているUbie株式会社では、エンジニア採用において「Findy Freelance」を活用いただいています。今回は、森さんと大久保さんにインタビュー。正社員採用に力を入れていた同社が、なぜ業務委託エンジニアの採用を開始することになったのか。また、その中でFindy Freelanceを活用いただいている理由について、お話しを伺いました。
■Ubie株式会社とは
医師と元エンジニアが創業したヘルステック企業。50名以上の医師監修のもと、国内外5万本の医学論文に基づいてつくられた問診エンジンをコア技術として、生活者/医療機関/製薬企業それぞれにサービスを提供するプラットフォームを展開している。生活者向けの症状検索エンジン「ユビー」は月間利用者数1200万人を突破。他サービスも同様に拡大を続けており、2022年には米国拠点を設立。世界80億人の健康寿命を延伸するべく、次なるフェーズに向けて開発を続けている。
■森 俊彦さん|Ubie株式会社 HR/事業開発|@moriudon0626
新卒でエムスリー株式会社に入社し、株式会社リクルートを経て、2018年よりUbieにて採用や事業開発を担っている。
■大久保 諒さん|Ubie株式会社 ソフトウェアエンジニア|@syu_cream
ヤフー、メルカリを経て2021年にUbieに入社。ソフトウェアエンジニアとしてプロダクト開発に関わるかたわら、エンジニア採用やエンジニアリング組織の構築改善にも貢献している。
急成長中の事業に合わせて柔軟に組織を拡大できるよう、業務委託採用に注力
生活者向けの症状検索エンジン「ユビー」の月間利用者数が1200万人を突破したそうですね。
森:はい。2024年の春に1000万人を突破して、夏頃に1200万人を突破しました。2~3ヶ月で20%成長している計算であり、まさに急成長フェーズに突入していると言えるのではないでしょうか。
「ユビー」を軸にして医療機関や製薬企業向けにサービスを展開しているため「ユビー」の成長は各事業のスケーラビリティ向上にもつながりますし、会社としてもミッションの実現に少しずつ近づいています。
それらの事業成長を支えるプロダクト開発組織では、どのような体制を取られているのでしょうか。
大久保:こちらはUbie全体の簡易的な組織図です。エンジニアの8割はプロダクトプラットフォーム本部に所属しています。ただ、エンジニア全員がプロダクト開発だけをする体制では社内受託のようになってしまう可能性もあるため、一部のメンバーはいずれかの事業部に所属し活動しています。
Ubie様は正社員採用に注力されている印象でしたが、2024年3月より業務委託エンジニアの採用を強化されていますね。なぜ業務委託の採用に力を入れようと思われたのですか?
森:正社員採用だけにフォーカスしていると、開発組織が求める人員数のニーズに応えられなくなるからです。Ubieは急速に事業が成長しているため、正社員採用だけでは人員数がボトルネックとなり、事業拡大にブレーキがかかるという課題がありました。そこで、事業成長に合わせて柔軟に開発力を拡大していけるように、正社員だけでなく業務委託の採用にも注力することにしたんです。
Findy Freelanceならではのシームレスなコミュニケーションで、スピード感ある採用を実現
Findy Freelanceを導入されてみて、どういった魅力を感じていただけましたか?
森:Ubieという組織や事業、カルチャーに対してCS担当者の理解度が高く、コミュニケーションコストが低いことが魅力です。実際に、ミスマッチが少なく採用までスムーズに進められています。また、紹介いただくまでのスピード感も早く、他社サービスに比べてもハイスキルなエンジニアが多く登録されているのも魅力だと思います。
ちなみに、Findy Freelance以外のサービスも併用されているのでしょうか?
森:フリーランスエンジニアの採用において、使用しているのはFindy Freelanceのみですね。Findy Freelanceで希望する人材が見つからなければ他社サービスを利用する可能性もありますが、これまでにそういったケースはありませんでした。
Ubie様で稼働しているフリーランスエンジニアの方々の稼働満足度が高いのですが、何か工夫されていることはありますか?
大久保:正社員と業務委託の方では稼働時間や利用できる社内ツールに制限があったため、オンボーディングを手厚くしたり、ツールを見直したりといった取り組みを進めてきました。
また、Ubieは透明性を意識しており、基本的に情報は全てオープンにしています。事業やプロダクトの状況を把握した上でエンジニアから自発的に提案もしていただけますし、一人ひとりがオーナーシップを持って開発を進められる環境です。希望があれば、チームを異動することもできます。そういった環境がエンジニアの皆さんの満足度につながっているのかもしれません。
「多様な攻め方がある最高の状態」で、事業拡大に向けアクセルを踏み込んでいく
今後の展開について、可能な範囲でお話しいただけますか。
森:大きく3つあります。一つはtoCサービスのユーザー基盤を生かして、製薬企業向けソリューションの開発に力を入れていきたいと考えています。こちらは現在も事業の柱となっており、引き続き注力してまいります。
二つ目は、ネイティブアプリへの投資です。ネイティブアプリでは、2024年5月よりマイナポータル連携も開始しており、病歴や処方歴をアプリ上で確認できるようになりました。そのデータを生かして、新機能や新サービスにもつなげていきたいなと。
最後は、医療従事者の方々の文章作成業務をサポートする生成AIサービス「ユビーメディカルナビ生成AI」も売上が伸びてきているため、医療機関向けのサービス開発にも注力したいですね。
先端テクノロジーを活用して医療にまつわる課題を解決しつつ、マネタイズも成功させることは難易度が高いですが、Ubieは事業の深さ・広さともに価値提供できる良い手札が揃ってきています。今の”最高の状態”を生かして、開発やユーザーへの価値提供を加速していきたいと考えています。
──森さん、大久保さん、ありがとうございました!